ファッションの未来 はデジタル?

ファッションを取り巻くテクノロジーは信じられないほどの速度で発展しています。アプリ内ショッピング、FacebookとSnapchatのARグラス、小売店でのAR、ライブショッピングプラットフォームを提供するソーシャルメディアプラットフォームにより、メタバースの世界はどんどん日常に入り込みつつあります。今後我々がメタバースでかなりの時間を費やすことになるのは確実でしょうが、重要な質問が1つ残っています。それは、「そこで我々は何を着るべきか」ということです。

過去数年の間に、ファッション界はARとテクノロジーの採用を積極的に開始しました。これは、NFTやデジタル衣服から小売店でのARの試着、仮想スタイリストを含む仮想ショッピングまでです。

今日、私たちが他人と交流する主な方法はデジタルを介したものです。LINE、InstagramやTwitterのDM、テレビ電話、ZOOM。このように、瞬時に様々なものと接続できる時代に生きる私たちのショッピング体験がデジタル化を遂げているのは当然のことです。

小売業におけるデジタルの台頭 

ライブストリームショッピングとバーチャルスタイリング
エンターテインメントと即時購入を融合するという概念は新しいものではありません。例えばここ数年で、中国では既に市民権を得ています。ライブストリームショッピングは、買い物客を長期間画面に注目させ続ける没入型の体験です。そのため、この方法は仮想スタイリング技術の発達と共に劇的に飛躍を遂げる可能性があります。

画像1

ライブストリームショッピングとバーチャルスタイリング
Heroは仮想スタイリングプラットフォームです。ブランドはプラットフォームと提携して、顧客にテキスト、チャット、およびビデオのスタイリング支援を提供しています。このプラットフォームを使用して、ブランドチームは実店舗の商品やキャンペーンを顧客に説明し、顧客に適したアイテムを特定し案内するのに役立てることが出来ます。一方で顧客は、衣服、返品ポリシー、さらには特定の製品の店舗の在庫状況についてリアルタイムで質問することができます。

Heroを使用すると、ブランドはオンラインと店舗でのエクスペリエンスをシームレスに融合できます。Levi’s、rag&bone、Nike、Chloéなど、多くのブランドがHeroと提携し実際に驚異的な成果を上げています。アソシエイトと顧客の間の実際のやり取りの結果として、Heroは20%という信じられないほど高いコンバージョン率を生み出すことができ、一部の店舗では、最大88%のユーザーが仮想スタイリングセッションから24時間以内に購入をしています。

ライブストリームショッピング
潜在的な顧客とリアルタイムで話す機会を持つことで、選ばれたアソシエイト(またはスタイリスト)は、彼らが日々扱う製品に関する専門知識を提供することが出来ます。ブランドのスタイリストは、ブランドの製品を最もよく理解しており、顧客のファッションクエリに対するソリューションを最も正確に提供できます。これにより、各顧客に適した、個人的な体験を提供する機会が増え、コンバージョンの可能性が高まります。

また、デジタルの発展に伴いデジタルスタイリングがソーシャルメディアで行われるかどうかを確認するのも興味深いでしょう。TikTokとInstagramはアプリ内ショッピングの業界リーダーであり、顧客がライブストリームから直接購入できるライブストリーミング機能を備えているため、今後インフルエンサーやブランドが仮想スタイリングサービスを提供し始める可能性があります。

仮想試着
ARを使用した仮想試着は、従来の実店舗での小売とeコマースの間のギャップを埋めています。この技術により、消費者は購入する前に、自宅からファッションアイテムの正確な見た目とフィット感を体験出来ます。これはコロナ渦が続く状況においてますます魅力的なものになっています。

スニーカーとアパレルの再販ブランドであるGOATは、買い物客がデジタル内でスニーカーを試着できるようにするAR試着機能をアプリ内で開始しました。また、Shopifyの小売業者であるTenthStreet Hatsは、AR techをeコマースWebサイトに直接実装しているため、買い物客はアプリをダウンロードしなくても、モバイルデバイスやデスクトップデバイスで選択した帽子を試すことができます。ARは、帽子のリアルタイム画像をユーザーの頭に重ね合わせることで機能します。

画像2

実際にこのツールは売上と顧客ロイヤリティを大幅に高めました。アプリを使用した買い物客の場合、コンバージョン率は52%増加しました。データはまた、消費者がツールに長く従事するほど、平均注文額が高くなることも示しました。

デジタルファッションの台頭

デジタル服
数年前、実際には存在しない服を購入できると顧客に提案した場合、あなたは笑われたでしょう。存在しないものを所有するとは?この概念は、暗号通貨の人気の高まりと消費者が物理的な考え方からデジタルの考え方に切り替るにつれ、より受け入れられ、期待されるようになりました。

つまり、多くのファッションブランドは、Snapchatユーザーやゲーマーがアバターを着せることができるブランドアイテムを作成することで、デジタルファッションの概念をすでに取り入れています。たとえば、Adidas、Levi’s、Gucci、Valentino、Burberryなどです。

画像3

デジタル服
近年、ファッション業界は持続可能性の問題に悩まされています。ファストファッションブランドは、使い捨ての考え方を奨励し、世界の炭素排出量の10%を負わせたとしてボイコットされ攻撃されてきたため、デジタルファッションの需要はこれ以上ない飛躍の時期に到達しました。デジタルファッションはファストファッションへの持続可能性に対する答えかもしれません。

コロナ渦の影響でサプライチェーンがボロボロになり、ソーシャルメディアが貧しい労働者のライフスタイルと多くの倫理的なブランドの背後にある悲しい真実を明らかにすることで、デジタルファッションの魅力はますます高まっています。わずか35ドルで消費者は選択した写真に独自のデジタル衣服をフォトショップで保存し、ソーシャルメディアプロファイルで共有することができます。

また、デジタルファッションにはサプライチェーン、工場、納期の遅れはありません。デジタルファッションに必要なのは、デジタルデザイナー、写真編集者、コンピューターだけです。これらの3つのコンポーネントにより、デジタルファッションの広がりは無限の広がりを見せています。デジタルファッションは、実際のファストファッションの悪影響なしに、ファッショントレンドに非常に反応する機会を提供します。

https://www.instagram.com/p/CTNF1tSHfef/

デジタルファッション&ソーシャルメディア
ソーシャルメディアでのデジタルファッションの人気の高まりとともに、インフルエンサーや企業はこの分野への投資を開始し、視聴者もその試みを受け入れ始めています。 実際にFarfetchは、バレンシアガ、オフホワイト、オスカーデラレンタなどのブランドからの先行予約商品の発売を促進するために、インフルエンサーにデジタル衣料を着せています。

画像4

 
デジタル衣料を使用することで、ブランドは物理的な商品を送ることなく、新しいエキサイティングな方法でインフルエンサーと協力する機会を得ることが出来ます。この機会は、ソーシャルメディアで話題を呼びながら、あらゆる規模のファッションブランドのお金とリソースを節約しています。

ファッションに関する考察はこちらでも行っていますので、興味のある方は是非一度ご覧になってください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA